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熱交換システムについて

上野 耕嗣

みなさまこんにちは設計の上野です。
春の花粉の季節がやってきて対策が欠かせない日々を過ごしております。
つらい花粉症ですがこの季節、私は嫌いではありません。
なぜなら私の趣味は釣りとプロフィールで申しておりますが
春はチヌ釣りのハイシーズンでそろそかな?とワクワクするのです。
花粉症対策をしてチヌ釣りに出かけます。
チヌと言われても釣りをされない方にはどんなお魚かわからない方もいらっしゃる
と思いますので簡単に解説すると

チヌ(黒鯛)は、主に日本の沿岸に生息する人気のある釣り魚です。
特に春になると活性が上がり、多くの釣り人に狙われます。
この時期のチヌは「ハラミチヌ」や「花見チヌ」という言葉がよく使われます。
ハラミチヌは、冬から春にかけて体が肥えたチヌのことを指します。
この時期、チヌは産卵前で栄養を蓄えているため、腹部がふっくらしており、
釣りを楽しむには格好のターゲットです。
花見チヌは、春の桜のシーズンに合わせて釣れるチヌのことを指します。
この時期は気温も上昇し、チヌが活発に餌を追い始めるため、釣果が期待できる絶好のタイミングです。
桜を楽しみながら釣りをするという風景から、この名前が付けられています。
ということで先日調査に行ってきましたがまだ寒チヌの感じでした。

寒チヌ?
寒チヌとは厳冬期に釣れるチヌのことでなかなか数は釣れませんが程よく脂がのって臭みも少なく
私も家族も寒チヌのお刺身は大好きです。

ということで前置きが少し長くなってしましましたが
前回の続きとして、
熱交換システムについて例えたいと思います。

仕組みについて身近なもので例えると私たちがよく使うエアコンがあります。
エアコンは、空気中の熱を利用して、ヒートポンプという装置で室内に熱を供給し暖房したり、
逆に室内の熱を外に放出して冷房をしたりしています。
これがエアコンの基本的な働きです。

では換気で熱交換とはどういうものかというと、
排気中の熱を回収して室内に取り入れる新鮮な外気を
温めたり冷したりするシステムです。
こで重要なのは新鮮な外気と汚れた排気が直接混ざることがないという点です。
熱交換素子内で臭気や二酸化炭素(CO2)、ウイルスが混ざることはありませんので
万が一熱交換素子の内部にウイルスが入ったとしても素子内で増殖したりすることもないのです。

このような特別な装置「熱交換素子」を使って熱だけを取り込む仕組みになっています。

さらに、一部の熱交換素子は湿度も取り込めるものもあります。
これにより、室内の空気環境をより快適に保つことができます。
私たちが提供する熱交換システムは温湿度が調整されるシステムを採用しています。
ただここで一つ覚えておいていただきたいのは、
熱交換システムはエアコンの様に室温以上に加熱したり冷やしたりはできません。
つまり熱交換システムは外気温のままで換気するのを緩和して省エネや快適性につなげる装置です。

断熱性能や気密性能が高性能になってきている昨今。
換気によるエネルギーロスや快適性についても少し考えてみてはいかがでしょうか?

では今日はこのあたりで。